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コスモバルク JRA札幌競馬場のパドックに(9月20日)

 
2003年から6年余り、ホッカイドウ競馬所属馬として地方、中央、そして世界
の舞台で活躍した、地方馬初&日高管内生産馬初の国際GⅠ馬コスモバルクが
20日夕、JRA札幌競馬場のパドックに登場。最終レース後も帰らず待ってく
れた大勢のファンに、まだまだ現役馬並み?の若々しい姿を披露した。

阪神最終レース終了後の16時50分ごろ、久しぶりにバルクが雄姿を見せると、
待ちわびたファンが一斉にシャッターを切って熱心に撮影。現役を退いた今も
相変わらずの人気ぶりで、トークショーに出演した岡田繁幸・ビッグレッドフ
ァーム前代表も謝意を示しながら、持ち前の軽妙なトークを展開。ファンと一
緒に、優勝したJRA弥生賞やセントライト記念、そしてクライマックスであ
るシンガポール航空国際カップの映像を見ながら当時の思いなどを振り返った
後、引退後の牧場での様子なども報告し「ずっと大事にしていきますので、ぜ
ひ会いに来てあげて下さい」と締め括った。

この間、バルクは長年苦楽を共にした成田幸市、榎並健史両調教厩務員のエス
コートで力強く周回。久しぶりに競馬場のパドックに入り、走る気満々になっ
たのか、弦(つる)首で気合の乗った姿も見せていた。

パドックの外で、ファンと共に見守っていた蛯名聡BRFマネージャーは「こ
ういう機会でもないと、なかなか念入りな手入れもしてあげられませんから、
バルクにとっても非常に有り難いことです。お呼びが掛かれば、また門別競馬
場にも行きますよ!」と嬉しいコメント。5月4日の「引退式」には、門別競
馬場オープン以来最多の「2867人」が来場したことからも、待ち望むファ
ンはきっと多いことだろう。
 写真・文:ホッカイドウ競馬ひだか応援隊 神谷健介