ニュース

過去のニュース一覧

8月13日(土)遠征結果(JRA札幌)

 8月13日(土)、JRA札幌で、ホッカイドウ競馬所属馬が出走しました。なお、明日も札幌11Rエルムステークスでナムラビクター号が出走しますので応援よろしくお願いいたします。

札幌10R コスモス賞
 3着/10頭 エイシンクローバー
 4着/10頭 ブラックプール
 5着/10頭 ベッティング
 6着/10頭 アートオブダムール
 7着/10頭 ヘッチエ
 8着/10頭 バンドオンザラン

札幌12R 知床特別
 3着/12頭 キングニミッツ

関係者コメント
 ◇コスモス賞
  3着エイシンクローバー(服部茂史騎手)
   キンシャサノキセキ産駒ですが、折り合いに全く不安のないタイプなので、距離が延びる点は
  全く心配していませんでした。返し馬の段階から明らかに芝向きのフットワークをしており、
  最後の伸びも乗っていて気持ちが良い跳びをしていました。次走も芝を使う可能性は高いと思い
  ますが、楽しみです。
  (田中淳司調教師)
   返し馬のフットワークを見て「芝は大丈夫だな」と感じましたので、期待を持ちながら見ていました。
  道中は後ろめでしたが、服部が勝負処で外に出していったところで良い脚を使ってくれるんじゃない
  かと思いましたね。手応えがなかったら、あそこで外には出さないですから。3着でしたが、よく
  頑張ってくれました。今後については、帰っての状態を見ながらですが、JRA札幌のすずらん賞、
  もしくは岩手・盛岡の芝の重賞(ジュニアグランプリ=盛岡芝1600m)と両睨みで考えたいと思います。
  
  4着ブラックプール(石川倭騎手)
   返し馬では少し下を気にする感じで走っていましたが、実戦ではハミを取ると、返し馬とは全く
  違って走りが非常にスムーズでした。良い脚を長く使うタイプで、流れ込む形での4着でしたが、
  まだ伸びしろはある馬なので、前進が見込めると思います。
  (川島洋人調教師)
   自分でまたがっていて、素軽い感じから芝は合うと思っていました。思った通りスタートも早く、
  ダートで見せるもたつく感じもなく、思っていたとおりの走りでした。気むずかしい馬で、勢いを
  つけて行かなければならない馬なのですが、勝負所で前がつかえてブレーキがかかったのが
  痛かったですね。あれがなければ3着はあったかもしれません。すずらん賞の1200mはこの馬
  には距離が短いので、路線は今後考えます。

  5着ベッティング(阿部龍騎手)
   返し馬では初めての芝に戸惑う面も見せていましたが、ゲートを出てからの反応は、返し馬とは
  一変していました。内でうまく辛抱できましたし、外に持ち出してから良い脚を使ってくれました。
  (角川秀樹調教師)
   枠順も良かったですが、内々で脚を溜めて終いもこの馬なりに脚を使ってくれましたね。今後に
  ついては、門別の牝馬重賞フローラルカップ(1600m・H3・9月21日)に向かうことになるんじゃ
  ないかと思います。

  6着アートオブダムール(勝浦正樹騎手)
   無理せず3番手につけることができましたし、道中もフワッと息を入れる形で進めることができた
  と思います。その割に、3コーナー過ぎで一杯になってしまったので、距離なのか初芝の影響かは
  わからない面はありますが、スピードなど中央に入っても通用する力はあると思います。
  (小野望調教師)
   思っていたより序盤から行きっぷりが良く、道中もいいポジションで競馬できましたね。追われて
  から、もうひと踏ん張りあれば掲示板も確保できたんですが・・。今後については、戻って状態を
  確認しつつ、オーナーと相談したいと思います。

  7着ヘッチエ(松井伸也騎手)
   レース前からイレ込みがきつく、その影響もあってか道中掛かり通しでした。芝適性云々よりも、
  気性面での課題で思うように走ることができなかったと思います。
  (齊藤正弘調教師)
   もう少し前の位置を取れるかなと思ってたんですが、流れに乗れないまま道中のポジションが後ろ
  になってしまいましたね・・。馬の状態は良くて、期待してたんですがね、残念でした。今後は、
  戻って状態をみながらですが、長めの距離のオープン特別ということになると思います。

  8着バンドオンザラン(桑村真明騎手)
   スタートが良く、すぐハミを取ってしまったので抑えるよりも馬の行く気に任せて先頭に立つレース
  を選択しました。道中はマイペースだったと思いますが、2頭に交わされると一気に脚がなくなって
  しまいました。今日はイレ込んでいた面も影響していたかもしれません。
  (角川秀樹調教師)
   栄冠賞の時のように先行勢の直後につけて、と伝えていたんですが、パドックからもの凄くテンション
  が上がってしまって・・。私も急きょ行って、担当厩務員と2人で引いて歩いたんですが、今まで見せ
  たことがないテンションの高さでした。それでレースでもテンから行きたがってしまい、騎手も無理に
  抑えるより、という判断をしたんだと思います。すべて結果論ですが、行くなら行くで道中のペース
  を落とさずに逃げた方が良かったのかもしれません。なんせ瞬発力勝負の流れになってしまっては、
  中央の芝馬には分が悪いですから・・。前走の函館(2歳S)、今回の札幌と芝の短いとこ、長い
  とこと2回チャレンジして結果を出せませんでしたので、今後は地元の重賞路線に戻します。
  次はおそらくサンライズカップ(1700m・H2・10月6日)になると思います。応援いただき、有難う
  ございました。

 ◇知床特別
  3着キングニミッツ(五十嵐冬樹騎手)
   腰に緩さがある馬なので、芝が案外合うのかと思っていた面はありました。しかし、返し馬の雰囲
  気が何とも言えないフットワークでしたが、いざ実戦に行くと、こちらが想像していた以上に適性が
  高い馬です。うまく外に出すことができたのも良かったとは思いますが、最後の伸びから差し切るぐ
  らいの勢いもありました。

  村上正和調教師
   腰の緩いタイプで、芝向きの印象を感じての挑戦でした。道中じっと辛抱でき、3コーナー過ぎで
  前に難なくついていけたので、直線勝負で期待も持ちましたが、内枠で捌き切るのに、ジョッキーも
  苦労した面があったと思います。あと少しだったので、何とか勝ちたかったんですが、芝適性の高さ
  を示してくれたのは収穫です。馬の状態を見て判断することになると思いますが、最終週に芝2000m
  の特指競走がありますので、再び挑戦してみたい気持ちもあります。

コメント提供:楽天競馬スペシャルアドバイザー 古谷 剛彦 氏
コスモス賞調教師コメント提供:ホッカイドウ競馬支援室 神谷 健介 氏