[ホッカイドウ競馬ニュース]

JBC2025プレイバック「生産者インタビュー」
 11月3日(月)、門別競馬場では第6回JBC2歳優駿(JpnV)が開催されました。昨年に引き続き、当日の各競走を優勝した生産者にスポットあてた企画として、「生産者インタビュー」を掲載します。
 優勝馬についての牧場時代のエピソードや生産馬にかける思いなどが伝わる内容となっておりますので、ぜひチェックしてみてください。
※なお、JBC当日は、門別競馬の全競走を対象に1着馬の生産牧場に生産牧場賞が支給されます


第11競走 第6回 JBC2歳優駿 
優勝馬 タマモフリージア号
生産者 岡田牧場(新ひだか町)


各競走の優勝コメント
1R 今年は船橋と門別に喝采を特別
優勝馬 エイキチ号 
生産者 ファーミングヤナキタ 柳北 隆法 氏
惜しい競馬が続いていたので、待望の初勝利となりました。オーナーに喜んでもらえたら嬉しいです。私は競馬場で見ていまして、口取りもできました。エイキチの母スプリングキャロルはそれほど大きくないタイプで、子出しは良いです。産駒のシトラルテミニが活躍していたので、エイキチにも期待していました。JBCの生産牧場賞については齊藤正弘調教師から事前に聞いていて、本当に嬉しいです。来年の種付け料の一部として活用したいと思います。

2R 産声に喝采を特別
優勝馬 シルバーライダー号 
生産者 三輪 幸子 氏
シルバーライダー自身、今回が12戦目で、そのうち10戦ぐらいは現地で応援しました。今回も応援に行こうと思って競馬場に向かったのですが、JBCらしくかなり混んでいて、どうにか直前にたどり着きました。スタートから逃げる競馬で最後は詰め寄られましたが、よくしのいでくれました。競馬場で頑張っている生産馬に感謝したいと思っていたので、口取りのときに馬を撫でることができて嬉しかったです。9月の暴風雨で牧場敷地内の木が倒れたので、JBCの生産牧場賞は施設修理費用として活用したいと思います。

3R 初鞍に喝采を特別
優勝馬 アックラマーレ号
生産者 へいはた牧場 幣旗 芳典 氏
レースはスマートフォンで確認していました。勝てて嬉しいです。JBCの生産牧場賞については後日電話で教えていただき、びっくりしました。来年の種付け料の一部として活用したいと思います。アックラマーレはアニマルキングダムが導入されてまもなくの産駒で、セプテンバーセールで無事に売れたときも嬉しかったですね。牧場にいた頃から大人しくて良い馬でした。今後も無事に走ってきてほしいと思います。

4R 調教の朝に喝采を特別
優勝馬 ミラコレジェンヌ号 
生産者 三嶋牧場 三嶋 健一郎 氏
ミラコレジェンヌは中央競馬在籍時も入着があり、よく走ってくれました。門別競馬場で嬉しい初勝利です。ダート重賞で活躍したファストフレンドを祖母に持つ血統なので、これからの成長も楽しみにしています。JBCの生産牧場賞の取り組みは本当にありがたいです。門別競馬場には牧場スタッフともども足を運んでいます。子供が遊べる場所や飲食店も豊富にあって楽しめます。売上も好調ですね。大変な時代もありましたから、主催者に感謝しています。

5R 鍛えた日々に喝采を特別
優勝馬 キタサンヤマブキ号 
生産者 木田牧場 木田 圭介 氏
優勝できて嬉しいですね。レースの時間は仕事をしていたので、結果で知りました。牧場時代は初子で母譲りの気性の難しい一面もありましたが、大きな馬体だったと思い出します。JBCの生産牧場賞は牧場にとっても励みになり、ありがたいですね。

6R 扉の向こうに喝采を特別
優勝馬 ウインウェイウェイ号
生産者 アフリートファーム 谷口 祐人 氏
優勝できて嬉しいです。短距離適性の高い馬で、勝ち時計も優秀でしたね。牧場にいた頃は手のかからない馬でした。じっくり成長していくタイプで、古馬になって強くなってきましたね。JBCの生産牧場賞は、馬の飼料代として活用したいと思います。

7R 夢見た舞台に喝采を特別
優勝馬 ロードバルセロナ号 
生産者 バンブー牧場 竹田 辰紀 氏
自宅のテレビで応援していました。優勝できて良かったです。父ビッグアーサー、母の父バンブーエールで牧場ゆかりの血統です。栗毛は母の父バンブーエール譲りですね。勝ち気な性格で、それがレースの走りにもつながっています。また一つ一つ勝ち上がってほしいと思います。JBCの生産牧場賞は今回初めて知りました。飼料代などで馬たちに還元したいです。

8R 戦いの日々に喝采を特別
優勝馬 ライルアケカイ号 
生産者 錦岡牧場 桶谷 悠太 氏
今回は競馬場まで応援に行っておりまして、口取りに入ることができました。レース運びが上手になりましたし、石川倭騎手の好騎乗が光りました。ライルアケカイが生まれ育った頃から知っているので、大きくなったなぁと感じました。JBCデーで大勢のお客様がいる前での口取りは嬉しかったですね。
2歳の頃は少し臆病なところがありましたが、牧場では順調に育ちました。生産馬で今年、北海道スプリントカップを勝ってくれたヤマニンチェルキもそうですが、この馬も門別競馬場が合っているようですね。

9R JBCデーはSPAT4で!特別
優勝馬 ブリックスラテ号 
生産者 坂東牧場 荒木 一仁 氏
現地で応援していました。前走が僅差の2着でしたし、自分の走りができれば今回も上位争いできると楽しみにしていました。生まれおちから良い馬で、牧場では順調に育ちました。今後は南関東から再出発となります。JBCの生産牧場賞は従業員の親睦のために活用したいです。

10R 来年は金沢と門別に喝采を特別
優勝馬 ペプチドシュチク号 
生産者 杵臼牧場 鎌田 正信 氏
レース中は仕事だったので、リプレイで勝利を知りました。門別転入後3連勝となり、門別競馬場が合っているようですね。この馬の兄弟は母ペプチドルビーに似ている子が多く、この馬も“いかにもルビーの子”というタイプでした。ダート適性の高さはルビーの子の特徴です。ペプチドルビーは丈夫な馬で、これまで12頭の子を出産しました。今年の子(父テーオーケインズ)が最後です。門別競馬場にはスタッフが時々行ったり、私は軽種馬生産振興会青年部で行ったりしています。JBCの生産牧場賞はとても助かりますね。牧場経営に活用したいです。

12R 北海道2歳スプリント
優勝馬 ゴッドバロック号 
生産者 岩見牧場 岩見 輝成 氏
当日は現地で、親戚一同で応援していました。馬自身成長していて、強い内容で勝ってくれました。時計も詰めていましたね。牧場にいた頃は手のかからない馬でした。華奢なタイプだったので芝向きのイメージを持っていたぐらいです。ダートでのこの走りは意外でした。今後はオープン馬として、関係者一丸となって目標に向かっていきたいです。JBCの生産牧場賞について本当に良い取り組みだと思います。JBC、ホッカイドウ競馬の魅力ですね。

取材協力:フリーライター 中地 広大 氏

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